【遺産捜索】どの銀行に口座があるか不明なとき ①
亡くなった方が銀行に口座をもっていたかどうかは
通帳やキャッシュカードがあれば、すぐにわかります。
しかし、なかには
どれだけ探しても通帳が見つからない!
ということもあります。
…はい、我が家がまさにそうでした(汗)
この記事では、
どの銀行の何支店に口座があるか
残高はいくらあるか
調べるには、どのようにしたらよいか、
我が家がとった方法をご紹介します。
【我が家がやったこと】
① 通帳とキャッシュカードの捜索
・故人の財布
・故人の携行品(かばん)
・故人の自宅
② 銀行に連絡→相続の手続き
・銀行へ口座名義人が死亡したことを連絡
・相続用の手続書類、受領
(その後、必要書類を整え、銀行へ提出)
③ 心当たりがある銀行へ問い合わせ
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① 通帳とキャッシュカードの捜索
まずはじめに実行したのは、通帳とキャッシュカードの捜索です。
故人の財布、かばんの中と、自宅の中を探しました。
あらかじめ、故人が普段利用していた銀行・支店がわかっている場合でも
通帳やキャッシュカードは発掘しておくことをおすすめします。
特に通帳は、過去のものも含めて
できるだけ多く見つけ出しておくと、後々大きな助けになります。
後々、相続税の申告書を作成するときに、
預金の出し入れの記録が必要になります。
これは、自力で申告書づくりをする場合も、
専門家(税理士さん)に依頼をするときも、同様です。
過去5年分の通帳または取引明細書が必要になるのですが
通帳がないと銀行に取引明細書の発行を依頼せねばならず、
けっこうビックリする額の手数料を支払うことになるので(汗)
できる限り、通帳を発見して保管しておくようにしましょう。
【 財布のなかを探す 】
財布のなかを探すときは、キャッシュカードを見つけるだけでなく
必ずやっておくことがあります。
現金の確認です。
「手許(てもと)現金」として申告書に記載する必要があるので
財布の中にいくら入っていたか、必ず確認をしておき
記録を残しておくようにしましょう。
キャッシュカードが見つかれば
それをもとに、銀行名・支店名・口座番号がわかります。
うちは通帳が見つからなかったのですが、銀行の担当の方に
「キャッシュカードは手元にあります」
と伝えたら、それをもとに手続きを進めてもらえました。
ちなみに、財布の中には
キャッシュカードのほかにも、何枚かカードが入っているかもしれません。
クレジットカードや各種会員証などが入っていたときは
精算や解約の手続きが必要な場合もありますので
カードに記載されている連絡先に、契約者死亡の申し出をかねて
連絡を入れるようにしましょう。
連絡まで時間をあけてしまうと、その間にも会費などの課金が
生じることもありますので、なる早での連絡をおすすめします。
ちなみに、クレジットカードや有料会員証が見つかった場合
会費や支払いが銀行引き落としになっている可能性も大きいです。
それを手がかりに、たとえば…
名義人本人が死亡した旨の連絡と、退会の申し出をするときに
会費等の引き落としはどちらの口座になっていたか
相続の関係で口座が凍結になってしまうかもしれないので
念の為確認させてほしい旨、担当の方にお話して
銀行・支店名、口座番号を教えてもらう、という方法もあるかもしれません。
【 携行品のなかを探す 】
財布の中だけでなく、故人がふだんよく使っていたバッグやリュックのなかも
捜索の対象になります。
通帳以外にも予備の現金を忍ばせているケースもあるため
(母の場合、カバンの内布の奥から現金の入った封筒が出てきました!)
開けて中を見れるところは全部、開けて中を確認することをおすすめします。
【 個人の自宅のなかを探す 】
自宅の捜索については、やるべきことがたくさんだったので
遺品整理・処分の作業と合わせて一気にやりました。
詳しくは別記事でまとめます。
・
② 銀行に連絡→相続の手続き
③ 心当たりがある銀行へ問い合わせ
…については、この記事が長くなってしまったので次記事につづきます。