シロウトに相続税の申告書作成は可能なのか

相続税の申告書を、経理の知識・経験はもとよりエクセルのスキルもろくに持ち合わせていなかったシロウトが8か月をかけて作成し、所轄の税務署へ提出。その経験をとおして知ったことや感じたことを綴るブログ。

シロウトに相続税の申告書作成は可能なのか

【遺産捜索】どの銀行に口座があるか不明なとき ②

 

【遺産捜索】どの銀行に口座があるか不明なとき ① のつづきです。

 

 

② 銀行に連絡→相続の手続き

 

通帳もしくはキャッシュカードが発見されたら

口座のある支店名がわかっている場合には、その支店へ

電話もしくは来店し、口座名義人が亡くなった連絡をします。

 

 

銀行の担当の方からは、いくつか確認の質問がありました。

・口座名義人の氏名、生年月日、住所

・申し出人(連絡をしている人)の氏名

・口座名義人との関係

・通帳の有無

 

上記に答えて、銀行の側で確認がとれたら

・口座の凍結

・相続手続き

について説明があります。

 

 

口座名義人が亡くなったことを金融機関へ連絡すると

原則的に、その後の手続きが完了するまでは

預金はいっさい出し入れができなくなります。

 

銀行によっては、当座の支払いに現金が必要な場合

いくらか預金の払い戻しに応じてくれることもあるとのことですが

基本的には、その口座からはお金の出し入れができない、と

考えておくのがよいようです。

 

 

銀行への連絡の次には、相続の手続きを行います。

 

電話で連絡したときには、郵送で

窓口で連絡したときには、その窓口で

手続きに必要な銀行所定用紙と、それに添えて提出する書類一覧表など

書式を一揃い受け取りました。

 

 

 

わたしの母もそうだったのですが、

人によっては、同じ金融機関のなかで複数の支店に口座を持っている

というケースもあるかもしれません。

 

遺族の側では一つの支店しか、口座があることを知らなかったとしても、

銀行の側で「名寄せ」をしてくれて

もしほかの支店にも口座がある場合には、教えてくれます。

我が家のケースでは、ありがたいことに、わざわざ電話くださって

お知らせがありました。残高4円で休眠口座になっていた口座でした。。。

 

 

心配なときは、

「ほかの支店にも口座があるかもしれないので

調べてもらうことは可能でしょうか?」

と担当の方に確認をお願いしておくと、あとあと安心です。

 

 

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③ 心当たりがある銀行へ問い合わせ

 

ちなみに、具体的に支店名や口座番号がわからなくても

銀行に問い合わせをすれば、口座の有無を調べてもらえるようです。

 

ただし、その際は電話でなく

必要書類を持って窓口で手続きをします。

 

 

ゆうちょ銀行の場合、最寄りの窓口で「現存調査」を申し込むと

1週間〜10日前後で調査結果を郵送で受け取ることができます。

 ☆ 郵便貯金の有無の調査(現存調査)のお知らせ (ゆうちょ銀行)

 

 

そのほかの金融機関でも、口座の有無を照会することが可能です。

手続きの流れや必要な書類が銀行によって異なるので

事前に電話で問い合わせをしてから窓口へ行くと二度手間を防げます。

 

 

 

ネットバンクも同様に、口座の有無を照会します。

ただ、一般的な銀行口座の場合と異なり、通帳が発行されないケースが多いため、

遺族が口座の存在に気づかないことも。

 

キャッシュカードや、振込用のトークンがあれば

口座を見つけ出す助けになりますが

そのほかにも、口座を開設したときの郵送物などがあるかもしれません。

故人が書類を保存していないか、確認してみましょう。

 

 

 

銀行名や支店名、など口座の存否が定かでない場合は

可能性がある銀行に、ひとつひとつ

照会をかけていかねばならないので、けっこうエネルギー要ります。

 

 

問い合わせをして、銀行の方で調べてもらうのに

日数がかかるケースもあるため

早めに照会をかけることをおすすめします。