相続財産目録をつくっておくと便利
相続税の申告には、まず
・相続財産の内容(どのような種類の財産がどれだけあるか)
・相続財産の評価額(財産の種類ごとに評価額はいくらで、合計はいくらか)
を、明らかにする必要があります。
その作業を行ううえで便利なのでおすすめしたいのが、
相続財産目録をつくること、です。
エクセルなどの表計算ソフトが使えるPCがあれば
表にまとめてしまいましょう。
ネットで検索すると、あらかじめ入力しやすい形でつくられた
フォーマットが複数、公開されていて、無料で使えるものもあるので、
それを活用するのがおすすめです。
相続財産の種類や数がそれほど多くないという場合には
自分でざっと表を作ってしまうのもよいと思います。
まず、ザックリと表を作り、項目を入れていきます。
上記の項目は、相続税申告書の第11表を参照しています。
申告の際に、相続した財産のうち課税対象になるものをすべて
第11表に記載することになるので
あらかじめ項目を合わせておくと、後の作業がスムーズです。
項目が入ったら、現時点で判明している相続財産を
表に入力していきます。
まだ見つかっていない相続財産があるかもしれない場合や
評価方法がよくわからずに評価額が不明な場合、価額の欄はひとまず空欄にしておき
判明し次第、追記していくやり方がおすすめです。
この相続財産目録をつくっておくと、
相続税の申告が必要か、不要化を判別する際にも役立ちますし
税理士や司法書士の先生のところへ相続絡みの相談に行くときにも
「現時点でわかっているものだけですけど」
と印刷したものを持っていくと、話が早いです。
我が家の場合、遺産分割協議をするときにも、
この一覧をつくっていたおかげで
なにをどのように分割するのか検討しやすくて
とても助かりました。
ちなみに、上記で入力した財産の内容や額は、
国税庁の「相続税の申告書の記載例」を参照したのですが…