シロウトに相続税の申告書作成は可能なのか

相続税の申告書を、経理の知識・経験はもとよりエクセルのスキルもろくに持ち合わせていなかったシロウトが8か月をかけて作成し、所轄の税務署へ提出。その経験をとおして知ったことや感じたことを綴るブログ。

シロウトに相続税の申告書作成は可能なのか

【 評価方法 】自家用車がある場合

 

亡くなった方が自動車を所有していた場合

その評価額も相続財産の一部として扱われます。

 

亡母も自動車を所有していたため

評価額を出してもらって、申告書にも記入しました。

 

この記事では、自家用車の評価方法についてご紹介します。

 

 

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まず、「相続税の申告のしかた(平成30年分用)」を確認すると

( ↑ 税務署で入手可能ですが、国税庁のサイトでも公開されています)

 

以下のように記載されています。

 

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↑ 「相続税の申告のしかた(平成30年分用)」p.15 をスクリーンショット

 

これによると、

原則として、類似品の売買価額や専門家の意見などを参考として評価します。」

ということなので

 

・類似品の販売価額を調査する

・専門家の意見を聞く

 

という方法で評価をするようです。

 

 

亡母の車については、

ディーラーに査定をしてもらいました。

査定額→専門家の評価した額、として問題ないようです。

 

年式や型番、走行距離などをもとに

中古車の買取サイトで査定額を出してもらう方法もあります。

 

 

大切なのは、査定額を出してもらったら、

必ずその査定結果を印刷して手元に残しておくこと。

 

 

評価方法について、どのように額を出したのか

本当にその額になったのか、エビデンス(証拠)を

相続税の申告書に添付する必要があるので

忘れずに査定結果を書類として残しておくようにしましょう。

 

 

亡くなったら保険(自動車保険)の契約についても

必要な手続きをすると思いますが

早い段階で

・車検証

・車のダッシュボード(走行距離の数字)

自動車保険の証書

は、コピーや写真を撮っておくことも大切です。

 

 

自動車保険については、また別の

大事な(そして、見落としやすい!!!)手続きがあるので

また別の記事で詳しく書きます。

 

 

 

 

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