シロウトに相続税の申告書作成は可能なのか

相続税の申告書を、経理の知識・経験はもとよりエクセルのスキルもろくに持ち合わせていなかったシロウトが8か月をかけて作成し、所轄の税務署へ提出。その経験をとおして知ったことや感じたことを綴るブログ。

シロウトに相続税の申告書作成は可能なのか

相続税の要不要を判定するには

 

国税庁のサイトにある「相続税の申告要否判定コーナー」。

 

該当する項目に入力していくと

相続税の申告が必要なのか不要なのか

簡易的にではありますが、判定を出すことができます。

 

 

国税庁の「相続税の申告要否判定コーナー」で

 申告の要否を判定する方法 】

 

① 「相続税の申告要否判定コーナー」にアクセスする。

www.keisan.nta.go.jp

 

(トップ画面)

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② トップ画面の「スタート」ボタンを押す。

 別窓が開き、↓ のような画面が表示される。

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③ 画面を下にスクロールしながら、内容を確認。

 「確認終了(次へ)」ボタンを押す。

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④ 「法定相続人の数の入力」画面が表示される。

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必要事項を入力し、「控除額の計算」というグレーのボタンを押す。

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相続税の要否判定基準となる基礎控除額が算出されて表示される。

( 下の画像では、仮に「被相続人の配偶者は死亡(=なし)、子どもは2人」として入力・基礎控除額の算出をしています。)

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⑤ 「相続財産等の入力」画面が表示される。

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必要事項を入力していきます。

ここでは例として「現金・預貯金」の項目について入力してみます。

 

項目「現金・預貯金」の欄の「入力する」ボタンを押すと

下のような画面が開きます。

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手許現金が25万円

預貯金が、

・ゆうちょ銀行に400万円

みずほ銀行新宿支店に120万円

三菱UFJ銀行に300万円

あるとして、入力してみました。

   ↓   ↓   ↓

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入力すると、「3 現金・預貯金の価額」欄に合計額が表示されます。

緑色の「入力終了(次へ)」ボタンを押します。

 

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⑥ 各項目欄に入力した結果が「相続財産」表の「金額」欄に表示されます。

 

 ↓ 「現金・預貯金」の金額欄に、さきほどの合計額8,450,000円が表示されています。

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「相続財産」のほか

「債務及び葬式費用」や「相続開始前3年以内の贈与財産」がある場合には、

それぞれ「入力する」ボタンを押して金額を入力。

 

あてはまる項目に記入し終わったら「入力終了(次へ)」ボタンを押します。

 

 

⑦ 入力した内容にもとづいた「申告要否判定」の結果が表示されます。

 

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入力した結果を相続税の申告書の代わりにすることはできませんが

税務署から届く(こともある)「相続についてのお尋ね」への回答として

使うことはできるとのこと。

 

わたしは、役所が開いている無料税務相談のときに

相続税の申告要否判定コーナー」の入力結果を印刷して持参し

担当の先生(税理士さん)からアドバイスをもらいました。

 

 

ある程度、被相続人の残した資産額が出たら

一度、簡易判定をしておくことをおすすめします。