申告用紙はどこでもらえるの?
相続税の申告をする必要がある、と判明したら、
申告につかう用紙を入手しましょう。
税理士の先生に依頼する場合、先生のところで作成してもらうので
わざわざ用紙を手に入れることはない気もしますが
実際に、申告にはどのような内容を記載する必要があるのか
知っておくことは、後々とても役に立つ
…と、私自身は強く感じています。
税理士さんへはお願いせず、自力で申告書をつくって出すぞ!
という方は、もちろん、入手が必要です。
申告用紙を手に入れるには、主に次のような方法があります。
① 最寄りの税務署で受け取る
② 国税庁のサイト( http://www.nta.go.jp/ )から入手する
③ 相続税申告用のアプリケーションソフトを使う
① 最寄りの税務署で受け取る。
最新のものを一揃え、まとめてもらうことができます。
最寄りの税務署の総合受付へ行き、窓口の方に
「相続税の申告が必要で、申告用紙がほしい」ということを伝えると
この記事の画像にある『相続税の申告のしかた』という冊子と一緒に
必要な申告用紙を一式、受け取ることができます。
これは、申告書の提出先となる税務署だけでなく
どこの税務署でも、申し出ればもらえるようです。
『相続税の申告のしかた』は、最初は
「文字ばっかりで読みにくいし、書いてあることもさっぱりわからん…」
と感じ、開いてはそっと閉じ…していたのですが
ある程度相続税について勉強し、申告書を作成していくなかで
参照すると、とてもわかりやすく役立った冊子です。
国税庁のサイトからも入手可能です。
② 国税庁のサイトから入手する
最新版(平成30年度分)については、こちら↓
データを入力→税額等を計算して表示→印刷→添付資料とともに税務署へ提出
…ってできるコーナーは用意されていないのですよね。。。
なので、自力申告する場合
これらのpdfをダウンロードして、必要なものは印刷し
添付書類といっしょに提出することになります。
ただ、この用紙、pdfなだけあって書き込みができないという…(汗)
どうやって記入せい、っていうのか… 手書きか?!
もちろん、手書きでも大丈夫とのこと。
実際、手書きで出しておられる方もいらっしゃると聞きます。
だがしかし、申告書の…とりわけ「第11表(相続税がかかる財産の明細書)」!!!
これ、預貯金を複数の銀行に複数の口座でもっていたり、
財産の種類が多岐にわたっていたりする場合は特に
書くのが大変です。
しかも、場合によっては評価額を修正する必要が生じたり
後から新たな財産が発掘されたりした場合には
サイアク、はじめから書き直さねばならなかったりして
パソコン使っていても大変だったのですが
まして手書きだったら…それだけで心が折れる(涙)
で、比較的修正が発生しても対応がしやすく
税理士の先生もおそらくほとんどの方が使ってらっしゃると
思われるのが、次にご紹介する③の方法です。
③ 相続税申告用のアプリケーションソフトを使う
前述したとおり、国税庁のサイトには
提出する申告用紙をつくれるコーナーはないのですが、
経理ソフトの会社などから
いくつか、相続税の申告に対応したアプリケーションソフトが出ていて
それを利用して入力、印刷して税務署に出す、という方法があります。
いずれも有料です。
しかし、様々な作業の効率を考えると
自力で申告をするのであれば、アプリケーションソフトの利用を
かなり前向きに検討してみてもよいのではないかと感じます。
さて、わたし自身はどうしたか、ということを最後にご紹介すると
上記の①〜③、全て利用しました(笑)
申告書は裏技(力技ともいいますが…)を使って
国税庁のサイトからDLした用紙にPC入力をし、作成しましたが
最終的には、運良く
相続税申告用のソフトで入力→印刷したものを手にすることができ
それを税務署へ提出しました。
国税庁でDLできる申告用紙、PDFとwordの両形式にして
DLした書式にPCで入力できるようにしてもらえたら助かるのだけどなぁ。。。