シロウトに相続税の申告書作成は可能なのか

相続税の申告書を、経理の知識・経験はもとよりエクセルのスキルもろくに持ち合わせていなかったシロウトが8か月をかけて作成し、所轄の税務署へ提出。その経験をとおして知ったことや感じたことを綴るブログ。

シロウトに相続税の申告書作成は可能なのか

税理士さんの選び方①

 

相続税の申告は、専門家である税理士の先生に依頼し

申告書や添付資料などを作成してもらうのが一般的ですし

よほどでない限り、それが賢明だと思います。

 

しかし、それをするうえでものすごく大切なことがあります。

 

「どの先生(税理士)にお願いするか」

 

税理士さん選び、めちゃくちゃ重要です。

 

 

 

税理士は税務の専門家。

 

とはいえ、その先生やその先生が所属する事務所が

得意としていたり

数多く依頼を引き受けたりしている案件。

 

それらが必ずしも「相続」とは限らない、のです。

 

 

 

そもそも、 相続税は、人が亡くならなければ発生しません。

ですから、税理士さんが請け負っておられる案件全体から見たら

相続がらみの案件は多くない、のかもしれません。

 

 

それよりはむしろ、ふだんは個人や法人がらみの税務

法人税所得税がらみのお仕事をメインにしていて

依頼があったときには相続に関わる案件に取り組む

という先生のほうが多いのではないでしょうか。

 

 

 

とはいえ、同じ「税の専門家」であっても

お願いするのであれば

相続のことを多く受任し、経験を積んでおられる先生に

お願いしたいところです。

 

…かといって、「相続専門」をうたっていて

先生やスタッフさんのなさる仕事はすごい。

けれど、依頼人であるシロウトには

正直、あまり優しくないなぁ…という方も、中にはいらっしゃる(汗)

 

 

このあたりは

かかりつけの病院や主治医を選ぶところと

重なる部分があるかもしれませんね…。

 

 

 

いずれにしても

お願いするのであれば、依頼する側としても

安心して、信頼して、お願いできる先生と

ご縁をいただきたいですよね。

 

 

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ただ、どの先生が「信頼のおける方」なのか

ホームページだけでは判断つき難いのが正直なところ。

 

 

せめてブログがあれば、その記事をとおして

先生のお人柄や知識・経験に

なんとなくではあれど、触れることはできます。

 

 

そして、それ以上におすすめしたいのが

実際にお会いすること。

 

もし初回無料で相談にのってくださるところだったら

時間をとってもらって、相談に行ってみるのがおすすめです。

 

 

ほぼ必ず、クロージング(契約を結ぶようセールス)はあると思いますが

無料相談を受けたからといって契約しなければいけないわけではありません。

 

もし相談に行って先生のお話をうかがって

「この先生に、ぜひお世話になりたい!」

と率直に感じたのなら、その場でお願いしてもよし。

 

でも、本当にこの先生にお世話になるのがよいのかな、と

感じる気持ちがあるのであれば、ほかの先生にもお会いして

同じ内容で相談にのってもらいましょう。

 

 

何人もの専門家にお会いして

同じ内容について助言を得るうちに

依頼する側にもシロウトなりにも知識がついてきます。

 

また、複数の先生方にお会いすることで

どのような先生が、自分(たち)には相性がよいのか

どのような先生にお力を借りたいのか

自分(たち)にとって「望む先生(税理士)像」が見えてきます。

 

 

相続税の申告期限は、故人が亡くなってから10か月。

申告期限ギリギリでは、そこまで多くの先生方にお会いして回るだけの

時間的なゆとりを持てません。

 

なので、できれば早めに動き始めることをおすすめします。

 

 

 

…とはいえ、相談予約をとるにしても

たくさんいる税理士のどなたに予約をとったらいいんだ?

 

という疑問も湧きますよね。

 

 

次の記事では、お仕事をお願いする

候補となる先生(税理士)の探し方について書きます。